以前、自律神経の基本的な事をトピックにして書いたことがあるのだけど、今回は、ヨガに絡めた自律神経のお話です。
因みに、以前のトピックは➡『自律神経とは何ぞや?』
自律神経には交感神経と副交感神経があるのは、既にご存じかと思います。
ヨガをしていると、チョイチョイ「自律神経整えましょう~😊」とか「夜、快眠する為に副交感神経を優位にしましょぉ~🥰」とか、もっと言うと「後屈系は朝が向いてて、夜には前屈を取り入れましょう~🧘♀️」等々、耳にしたことがあるかと思います。
で・す・が、、、
今回もチコちゃん風に言います❗
なんで???
「なんで、朝は後屈系が向いてて、夜は前屈向きなの?」
ここで自信持って⬇って答えられた方。
『後屈系は交感神経を優位にさせるから、活動を始める朝に向いてて、反対に、前屈系は副交感神経が優位になるから、身体を休める夜には前屈が良いとされている。』
はい。正解です👏💮
これだけでも十分素晴らしい知識をお持ちなのですが(なんか上から目線な感じでゴメンナサイ。。。🙇♀️)
では、もっとツッコんで、、、
何故?後屈系は交感神経が優位になって、前屈系は副交感神経が優位になるのか?
って考えた方いらっしゃいません???
私がまさにそれ‼‼‼
面倒くさいヤツなのです。。。😅
はい。ここでトピックに上げているということは、当然答えが分かりました。
答えは、呼吸にありました。
ヨガのポーズで後屈系は《ハートオープニングポーズ》とも言われ、後屈することで胸が開きますよね?
(ここでは一旦チャクラのことは置いといて…)
ってことは、身体のメカニズムという観点からすると、胸を広げると言うことは、肺が広がり、呼吸がより入ってくるってことになります。
腕を広げて息を吸う動作は、交感神経が優位に働きます。即ち、肺では呼吸を促進し、気管は拡張される身体の仕組みになっているのです。
逆に、腕を丸めて胸を縮める=前屈のようなポーズをしてみると、肺の働きである呼吸が抑制され、気管も収縮します。即ち、副交感神経が優位になる仕組みになっているのです。
詳しくは下の図を見てみると理解出来ると思います。(クリックすると拡大します)
試しに、ラジオ体操でするような深呼吸をしてみた後、逆の動作、、、つまり、腕を広げながら息を吐いたり、身体を丸めながら息を吸ってみてください。
なんだかとってもやりにくいことに気が付くと思います。
もう、お解りになったでしょうか?
だから、後屈系では胸を開くことで交感神経が優位になるので、活動する朝向き。
前屈系は、副交感神経を優位にするので、身体を休める夜向き。
なんです‼🤩
なので、少々余談ですが、、、
過呼吸になってしまう状態というのは、何かの要因でストレスが大きくかかってしまい、緊張状態になり、交感神経が優勢になり過ぎの状態といえることが分かりますよね。
以前の時も書きましたが、自律神経はバランスがとても大切です。
交感神経が優位でも、副交感神経が優位でも、宜しくないのです。
一番身体にとって良い状態というのは、交感神経と副交感神経がどちらも上手く働いている状態です。
- 交感神経が⬆優位で、副交感神経が⬇イマイチだと、感染症にかかりやすい。
- 交感神経が⬇で、副交感神経が⬆だとアレルギー疾患や精神的疾患にかかりやすい
- 交感神経が⬇で、副交感神経も⬇だと、非常に疲れやすかったり、無気力状態なる
ことが明らかになってます。
因みに、自律神経のバランスを整える簡単な方法は、幾つかあります。
例えば、笑うとか、息を大きく吐くなどが良い方法とされています。
なので《今、興奮してるな》ってなことに気が付いたときは、間違いなく交感神経が優位になっているので、大きく息を吐いてみましょう☝
その他にも、医療機関でも取り入れられていたり、アスリートが行っている方法に斬新的筋弛緩法という、筋肉を一時的に緊張させて、その後、緩めて(弛緩)身体をリラックスさせる方法があるのですが、それはまた次の機会にお話しようと思います。
自律神経って、知れば知るほど面白いなって思います🥰
ここまで、読んで頂きありがとうございました☆
少しでもお役に立てたら嬉しいです🤗