今回のトピックは、少々重いかな???
と思いつつも、女性として、マッサージセラピストというHealth Care Provider(医療従事者)の端くれとして、一人でも多くの女性に毎日笑顔でいて欲しいから、以前から扱ってみたいトピックを敢えて取りあげることにしました。
それは、、、スバリ!
更年期のこと。
因みに、前もって言っておきますが、私は医師ではないので、あくまでもマッサージセラピストとしての観点から、基本的な更年期というトピックを取りあげています。
医師からの情報やリサーチ、マッサージセラピストの学校で学んだことを参考に可能な限り正確な情報をお伝えしているつもりですが、間違っている場合もあるかもしれません。もし、より詳しい情報を知りたい場合は、直接専門医を訪ねることをお薦めします! |
先ず、皆さんは、更年期のことをどれくらい知ってますか?
もしかすると、20代、30代の女性は、まだまだ先の話…と思ってて、なんとなくぼんやりとしか想像出来なかったり、年齢関係なく、常に健康に気を遣っている方は、全く症状が現れて来ないかもしれません。
でも!
そんな皆様にも知って欲しいと思います。
前置きが長くなりましたが、、、
- 『更年期』の概念:【閉経】を挟んだ前後10年のことを言います。つまり、閉経前の5年と閉経後の5年の合計10年のことです。
- 日本人の閉経年齢の平均:だいたい50~51歳といわれています。比較として参考までに、欧米ではPerimenopause(閉経周辺期)症状が現れるのが47.5歳で、閉経年齢平均は51.4歳という報告があります。
- 閉経の基準:最後の月経から1年以上次の月経が無い場合、【閉経】と診断されます。
では、実際に、更年期に身体で何が起っているのか?
年齢と共に卵巣機能が衰えることで、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下します。
すると、脳の視床下部からホルモン生成の指令が出ても、卵巣が衰えてしまい、ホルモンを作り出せないので、脳が混乱し、自律神経が乱れる為、更年期の症状が現れます。
更年期に起こる代表的な症状として、代表的なのが“ホットフラッシュ”といわれる、顔や、身体のほてりだったり、のぼせや発汗、また動悸やめまいの症状があります。
これらは、ホルモンの分泌量低下による自律神経の乱れが原因です。
更に、自律神経の乱れが原因で、不眠や無気力など、精神的に不安定になってしまい、鬱になったり、日常生活が普通に過ごせない状態なってしまうことを
【更年期障害】
といいます。
もし、更年期症状が重症化してるかも?と思ったら、産婦人科医などの専門医に診て貰い、それぞれの症状に見合ったアドバイスを受けたり、治療をされることをお勧めします。
因みに、更年期症状は個人差があります。生活環境や、本人の生活習慣や元々の性格など、様々なことが相まって、重症化したり、または症状が全く無い場合や、軽症だったりします。
現時点では、遺伝的な要素はほぼ考えにくいとされています。
◇補足事項◇ ①更年期と②更年期症状と③更年期障害は違うということです。 ① 更年期とは期間のことであり、女性全員が迎えます。 とされています。 |
では、女性ホルモンの1つ、エストロゲンが低下すると、どんなことが起こるのか?
そもそも、エストロゲンというホルモンは、老化を防ぎ、骨を強くしたり、免疫機能を高めたり、癌や生活習慣病などを抑制するなど、健康を保つ働きがあります。
ということは、裏を返せば、このホルモンが減少すると、、、
- 記憶力や認知力の低下
- 骨が弱くなる
- 生活習慣病になりやすくなる
- 肌や髪が荒れてくる
- 頻尿や尿漏れしやすくなる
⬆これらって、まさに《老化》そのものですよね?😱
正直、怖いですよねぇ。。。
もっと怖いことに、このホルモンの分泌量は、閉経後の女性では、ほぼゼロになり、量的に同年齢の男性よりも少なくなってしまうという事実があります!
(エストロゲンは、男性でも分泌されています)
しかし!
ここで、パニックになってはいけません!!!🙅♀️
ゴメンナサイ、、、予想以上に長くなってしまったので、2回に分けることにしました。
次回は、更年期を健やかに過ごす対策方法をアップしますね。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます😉❤
その時期は必ず訪れる②←続きも読んでね。